中心体複製メカニズムに関わる内在性分子の時空間マッピング

高尾大輔
(情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所
分子遺伝研究系 中心体生物学研究部門 助教)

2018年4月4日水曜日

新年度の始まり


2018年4月1日付で東京大学薬学部(大学院薬学系研究科)生理化学教室の助教に着任しました。引き続きイメージングや定量解析・数理モデリングなどのアプローチにより、中心体や繊毛を研究していく予定です。研究環境は大きく変わるので、これを機にテーマやアプローチの幅を積極的に広げていきたいと思います。国立遺伝学研究所の研究環境は素晴らしく、帰国後の研究を支えてくださった皆様にはとても感謝しています。

また、しばらく記事を更新できずにいましたが、最近の動きとして、実験医学に寄稿する機会をいただきました。ジョンズホプキンス大学・井上尊生先生の企画による「一次繊毛の世界」という特集の中の「繊毛のアンテナ機能を保証するコンパートメント化メカニズム」という記事です。繊毛は、一見すると大した意味もなく細胞から生えている毛(突起)ですが、細胞のアンテナとして重要な役割を持つことが分かり、近年最もホットな研究分野の一つになっています。この「一見するとただの突起」がいかにして細胞のアンテナとして機能するようになるのか?重要なタンパク質を適切に繊毛に運び、特殊な機能的コンパートメントとしての繊毛を形成するゲートメカニズムの詳細を解説しました。なるべく専門外の方、プロの研究者でない方にも内容が伝わるよう書いたつもりなので、ぜひ皆さんお読みになってください。

 実験医学:一次繊毛の世界〜細胞から突き出した1本の毛を巡る論争
https://www.yodosha.co.jp/yodobook/book/9784758125062/


https://www.yodosha.co.jp/yodobook/book/9784758125062/

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